とりあえず、ということで。

わか松のマスターに頼まれたものの、野暮用が重なり、《わか松ホームページ》の制作は遅れに遅れました。何とか、やっと、形にすることができて、ホッとしています。

 

小生が、わか松に初めて足を踏み入れてから、30年近くが過ぎました。その間、年に数回寄る程度になった時期もあったり、必ずしも「良き常連」ではありませんでした。最近の10年間くらいは、週に何度か顔を出すようになり、山口マスターと差し向かいで話し込むことも増えました。

 

酔っぱらいの常で、「やっぱり今どきは、インターネットとかスマホとかで検索してもらえるようにしなければ、だめだべさ」と話が盛り上がり、なぜか、安請け合いをしてしまい、今回に至っています。
調子に乗って飲み過ぎるのは、くれぐれも注意しなければならない、と反省しても遅すぎるのですが。

 

わか松は、小樽で唯一と言っても過言ではない『美味しい日本酒が、お値打ち価格で呑める』地酒専門の居酒屋です。ここにはあえて値段を書きませんが、あの初亀の《龜》を、こんな値段で呑める居酒屋を他には知りません。札幌で同じ物を同じ量飲むなら、電車賃をかけても「わか松」ならお釣りが来ます。

 

今、何度目かの〝日本酒ブーム〟だそうです。でも、流行に迎合しようとして、酷い酒になってしまった蔵もあります。本物は、それゆえに、何も変わらないものです。わか松も、「感動できる日本酒を呑んで欲しい」という思いは、少しも揺らぎません。

 

若い人に訊くと、「わか松って、何だか敷居が高いんだよね」とか「(単純に値段が)高そう」と言われます。でも、一度来てみればわかります。いい酒と、いい肴でフワッと酔うことの心地よさは、価格以上です。
きっと、思っているほど高くはありませんよ。敷居も、会計も。

 

どうか、わか松で、本物に出会えますように。                           (お)

 

 

 

 

 

 

2016年06月02日